【実話】恋しくて

少し待って、秀行君が戻ってきてチケットを渡してくれた。


「はい。理穂ちゃんのチケット。」


「ありがとう。あっ!チケット代。」


あたしはガサゴソと財布からお金を出した。


「いらないよ。初デートくらい俺に出させてよ。」


「えっ?でも…いいの?」


「うん。俺が出したいの。」

「ありがとう。」


そしてあたし達は中に入った。



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