紅の系譜
昇のあとを追いかけて、お店にはいると、もう靴を買おうとしている昇が見えた。

私は昇にかけよっていった。
「もう、いつもすぐどっかいっちゃうんだから」
「悪ぃ、悪ぃ。でもこのシューズ、結構履くのにいいんだ。さっき試し履きもしたし。」


「気に入ったの見つかって良かったね。他のお店はまだ行く?」


「行く!服もみたいし、アクセもなー。あ、なんだったら、アクセさ、紅葉も一緒に買おうぜ。」
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