紅の系譜
振り返ると、後ろには3年生である先輩、滝澤環(たきざわ・たまき)
さんがいた。
環さんも、わたしの幼なじみ。
私の家のお向かいさんになる。
「成瀬川さん、ちょっといいかな。話したいことがあって。」
「環さんが話したいなんて珍しい・・・。あ、でも私いまから昇と買い物に行かなくちゃいけなくて。」
環さんは、ちょっと大人っぽくて、幼い時から私の憧れの人だった。
いまでも、それは変わらないけれど、一緒にいると周囲の視線が痛い。
文武両道とか、眉目秀麗(びもくしゅうれい)というのは
こういう人のことを言うんだろうと思う。
どんな時も落ち着いていて、周りの女子からのモテ方も半端ない。
さんがいた。
環さんも、わたしの幼なじみ。
私の家のお向かいさんになる。
「成瀬川さん、ちょっといいかな。話したいことがあって。」
「環さんが話したいなんて珍しい・・・。あ、でも私いまから昇と買い物に行かなくちゃいけなくて。」
環さんは、ちょっと大人っぽくて、幼い時から私の憧れの人だった。
いまでも、それは変わらないけれど、一緒にいると周囲の視線が痛い。
文武両道とか、眉目秀麗(びもくしゅうれい)というのは
こういう人のことを言うんだろうと思う。
どんな時も落ち着いていて、周りの女子からのモテ方も半端ない。