紅の系譜
ほどよい甘さと苦さが、私の喉を潤す。

「おいしい…」

一口含んで、緊張が落ち着いた。

今日、私は1日緊張してばかりだった。

変に意識し過ぎているのかな…

「紅葉!待たせてすまない。」
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