紅の系譜
「昇、10分でいいから成瀬川さん借りてもいいかな」
「別に、こいつは俺のもんでも何でもねえし、気にしなくていいぜ。」
環さんがここまで話したい用事があるっていうのも珍しい。
たいてい、用事があるとか、他に何かあるというと、あとでいいとか
言ってくれるのに。
「じゃあ、昇。ちょっと外に出てくるね・・・10分くらいで
もどってくるから、校門のところで待ってて。」
「わかった。じゃーな、環。」
「ああ、そんなに時間はかからないから安心してくれ。
行こうか、成瀬川さん。」
「別に、こいつは俺のもんでも何でもねえし、気にしなくていいぜ。」
環さんがここまで話したい用事があるっていうのも珍しい。
たいてい、用事があるとか、他に何かあるというと、あとでいいとか
言ってくれるのに。
「じゃあ、昇。ちょっと外に出てくるね・・・10分くらいで
もどってくるから、校門のところで待ってて。」
「わかった。じゃーな、環。」
「ああ、そんなに時間はかからないから安心してくれ。
行こうか、成瀬川さん。」