紅の系譜
「厄介なのは、環があの現場にいたと発表されてしまって、かつ事情を聴くことができないってことだ。ここから連想されるのは、環がやったという疑いがかけられるか、もしくは事情をしってしまって事件に巻き込まれたっていうどちらかの可能性しかないからな・・・。」


「やめてよ!こんな時に・・・・。」


「お前が取り乱してどうするよ。このままで、納得できるのか?知らん顔して、他っておけるのかよ?」


昇の言いたいことは、私が思い立ったことと同じ。


「私、環さんを探す・・・!」
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