Symphony V
巧の自転車の後ろに乗るのはこれで2度目。唯は巧に少しもたれかかった。

「どうした?眠いのか?」

言われて唯はぱっと巧から体を離した。

「ご、ごめん。少しぼーっとしてた」

「はは、落ちるなよ」

巧は少しスピードを上げて、家へと向かった。
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