Symphony V
Repeat
レオンと唯は、高速を飛ばして、急ぎ県警に向かった。
『身元不明の遺体が見つかり、近くに携帯が落ちていたんです』
村儀の言葉が、頭の中をよぎる。不安で胸が締め付けられるように苦しい。2人の間に、会話はなかった。
『着信履歴にあなたの電話がありまして』
遺体は身元不明。稜夜ではない可能性は十分にある。
『できましたら、遺体の身元確認にご協力を』
深いため息が出た。昨日までは確かに生きていて、会話もして、一緒にライブを見て、ご飯を食べた。
「大丈夫。きっと、何かの間違いだ」
「そう…だよね」
両手をぎゅっと握り合わせて、祈るように唯はそっと目を閉じた。
お願い、神様。どうか、稜夜先輩じゃありませんように…
『身元不明の遺体が見つかり、近くに携帯が落ちていたんです』
村儀の言葉が、頭の中をよぎる。不安で胸が締め付けられるように苦しい。2人の間に、会話はなかった。
『着信履歴にあなたの電話がありまして』
遺体は身元不明。稜夜ではない可能性は十分にある。
『できましたら、遺体の身元確認にご協力を』
深いため息が出た。昨日までは確かに生きていて、会話もして、一緒にライブを見て、ご飯を食べた。
「大丈夫。きっと、何かの間違いだ」
「そう…だよね」
両手をぎゅっと握り合わせて、祈るように唯はそっと目を閉じた。
お願い、神様。どうか、稜夜先輩じゃありませんように…