走り出す

魚雷




それわ、ある昼下がり
僕、赤坂悠一郎が
ご飯を食べているとき。







「ね~ね~ゆ―いちろ―」

「ん?何?笹柄さん。」

同じクラスで
隣の席の
笹柄さんが
声を掛けてきた。

「ゆーいちろーの名前って長い」

えっ…あっ…え?

「いや、名前は僕決められないから」

「じゃあ、うちがつける~!!」

はっ?


「……………………。」

「…………………………、」


なんか案でもあるのか?
でも僕みたいな地味キャラ
がクラスの中心的な
笹柄さんにあだ名
つけてもらったら
人気者になれるかな…?


「よしっ!」

「で…できましたかっ?!」

「ご飯食べ終わった~!」

あ、そうですか。

「あ…あだ名わ…「ちーちゃま~!!!」

僕のあだ名…

「ひでぶ\(^o^)/」

笹柄さ…ん、












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