ぃちごミルクな俺様王子
それからしばらく、何もできないまま
すっぽりと、悠の腕の中に埋もれているあたし
だって、離れたくても
抱き締める力がとても強くて
離れられなかったんだもん
こういうとき
やっぱり男の子なんだなぁ って思う
ッて・・・・・
感心してる場合ぢゃないしっ!!!!!
我慢してみたけど、でも・・・・・
もう心臓が限界ッ!!!
「ちょっと、離してよ!!!
ばかぁ~!!!」
叫んで手に目一杯力をこめた
そして
やっとのことで手を振りほどいた
『あ?!
おぉ、姫芽??おはよ??』
何事もなかったように笑いかける悠。
寝起きなのにその余裕
ってのがまたムカツク
そして、時計を見て
『うぁ、ごめんッ寝坊しちまった!!
ちょっと待っててな!!』
と、言って部屋にいってしまった