ぃちごミルクな俺様王子


それからしばらく、何もできないまま

すっぽりと、悠の腕の中に埋もれているあたし




だって、離れたくても
抱き締める力がとても強くて
離れられなかったんだもん



こういうとき
やっぱり男の子なんだなぁ って思う





ッて・・・・・
感心してる場合ぢゃないしっ!!!!!





我慢してみたけど、でも・・・・・
もう心臓が限界ッ!!!





「ちょっと、離してよ!!!
ばかぁ~!!!」



叫んで手に目一杯力をこめた


そして
やっとのことで手を振りほどいた





『あ?!
おぉ、姫芽??おはよ??』



何事もなかったように笑いかける悠。



寝起きなのにその余裕
ってのがまたムカツク




そして、時計を見て




『うぁ、ごめんッ寝坊しちまった!!
ちょっと待っててな!!』




と、言って部屋にいってしまった





< 46 / 110 >

この作品をシェア

pagetop