ぃちごミルクな俺様王子

悠が試着している間

あたしは少しお店の中を
見て回ることにした




「あっ―・・・。」


あたしは隣りにあった棚の上にある
ネックレスに目がいった


「かわぃぃ♪」


イチゴがモチーフの可愛らしい作りで
乙女心をすごくくすぐられた



でも、今は金欠だし
親からの仕送りはまだだから
買えないなぁ


がっかりしていると

悠の試着が終わったみたい


「悠どぉー・・・・???」



試着室から出て来た悠をみて
びっくりした


長い足は更に長く見えるわ
顔はかっこいいわ
服はサラッと着こなしちゃうし・・・。



普通にいるモデルより
絶対にかっこいい!!!!



悔しいから
口には出さないけど・・・




「悠、これがいいっ!!!! これにしよ!!!」


すると


『は!? 後のはいいのか??
お前が試着しろって言ったんだけど???』

と、ちょっと不機嫌



あたしが、服だけで見たときに
1番いいな、と思ってた服を
悠が最初に着ちゃったんだもん



「いいのっ!! きっとそれが1番悠に似合うから!!
ほら かっこいんだから笑いなって」

あたしがそお言うと



『俺がかっこいいなんて
世界の常識だし』


なんて言って
ちょっと顔を背けながら
コツン、と
軽くあたしの頭をつついた



あれ??
ちょっと照れてるかも


あたしのこんな一言で
照れるなんてちょっとかわぃぃ♪


なんか
ちょっと意外かも




< 56 / 110 >

この作品をシェア

pagetop