真夏の太陽
「なんで謝ってんだよ」
天寺は空を仰いだ。
雲ひとつない。
快晴の空を。
「俺,十座のこと本気で信じてなかった。でも,十座が今の球で,俺ののと信じてくれてるってわかったから。次は,俺が十座を信じる」
そう言い終えると,天寺は十座の目を見た。
「俺も,天寺のことを信じてるよ。だから,俺の捕手は天寺しかいないんだからな」
「うん」
シートノックをしていた聖名が,少しの間十座を見ていた。
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