真夏の太陽


呼びに来た部員に軽く手を振り,十座たちにまたなと声をかけ,グラウンドに戻った。


哀吏はグラウンド以外で,絶対にスパイクを履かない。

たった数分でも,きちんとスニーカーに履き替えてからグラウンドの外に出る。
そういうところは好きだ。

十座もそこは見習っている。

哀吏さんも,すごい人だ。

の中で呟いた。


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