約束~切ない恋の物語~



『ねぇ-。
どこ行くの-?』


バイクに乗っている為,大きい声で言わないと聞こえないみたい…


『ねぇってば-!歩君聞いてる?』



「充分聞こえてる-」



『じゃあ返事してよ』


「ゴメン。ゴメン。」


『ちょ-棒読みぢゃん』
そう言って,
背中をポカポカと叩いた。


そんな時,
歩君に手を握られて

「しっかり掴まってろって言っただろ」

って言われ,歩君のお腹に手を回した。



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