約束~切ない恋の物語~
心臓の音。
聞こえちゃうぢゃん。
でも
ぴったりと歩君の背中にくっついた。
なんか安心する……
そんなのも,つかの間。
「英玲奈着いたよ」
『うん』
ちょっと拗ねてみる。
「英玲奈が
喜んでくれると思って連れて来たんだけどな…」
歩君にそう言われ,
顔を上げると……
目の前に広がるのは,
日が落ち始めた海。
『ちょ-,綺麗…』
いつの間にか,あたしは笑顔になってた。
メニュー