くろすおーばー・らぶすとーりー!
「田原、俺、好きな人がいてさ。ちょっと協力して!」
「…は?そっち?」
恋愛方面の話だったらしい。つい3週間前もクラスの女子のために走り回ったというのに、またもやか。
「…駄目なのか?」
「あー。私はお前のように暇な質でもないんだが…うぁー、うー、うー…」
それから私は何分かうーうー唸って、結局折れた。
決まり手・関の無言のゴリ押し。
< 17 / 44 >

この作品をシェア

pagetop