くろすおーばー・らぶすとーりー!
「MI6って何?」
「…。…。………。ああ、はい」
知らない人間がいたのか。いやむしろ最近の若い人が知らないだけか。
私はため息を心の中でぐっと抑えて説明した。
「イギリス情報局秘密情報部ですね。現在はSISと呼ばれていますが…旧軍情報部第6課の旧称をとってMI6と呼ばれることもあるそうです」
「要するに…、どういうこと?」
「軍のスパイですね」
「へぇ~、みーちゃんって物知り!!」
これくらいの知識は一般常識として持っているべきものではないのだろうか、とは言わなかった。きっと親友相手なら普通に言ってしまうところだった。
「これからどうするので?」
一応小宮氏に聞いてみる。
「あ~…どこか行きたいところとかある?」
「特には」
「じゃ~適当なところほっつき歩くかっ!」
元気な先輩だなぁ、と少し呆れながら思った。
「…。…。………。ああ、はい」
知らない人間がいたのか。いやむしろ最近の若い人が知らないだけか。
私はため息を心の中でぐっと抑えて説明した。
「イギリス情報局秘密情報部ですね。現在はSISと呼ばれていますが…旧軍情報部第6課の旧称をとってMI6と呼ばれることもあるそうです」
「要するに…、どういうこと?」
「軍のスパイですね」
「へぇ~、みーちゃんって物知り!!」
これくらいの知識は一般常識として持っているべきものではないのだろうか、とは言わなかった。きっと親友相手なら普通に言ってしまうところだった。
「これからどうするので?」
一応小宮氏に聞いてみる。
「あ~…どこか行きたいところとかある?」
「特には」
「じゃ~適当なところほっつき歩くかっ!」
元気な先輩だなぁ、と少し呆れながら思った。