狼王子
「んっ……」
キスされる。
手は両方掴まれてるから抵抗できない。
顔を背けるけど無駄な努力…。
(ちょ、ちょっとッ…苦しい……)
舌も入ってきた。
「!!…んッ……ッ」
私の手を掴んでいた手は
私の顔を押さえてて顔を背けることも出来ない。
(…ちょッ本格的に苦しくなってきたんですけど…。)
吸い付かれて頭もクラクラしてきた。
手で菅原の体を押していた腕にも力が入らなくなってきた。
私の顔を押さえてた手が頭と腰に回って
抱きしめながら体を起こした。
「…んっ」
ハァハァハァ。
思いっきり肩で息をする。
(さっ、酸素!!……)
菅原の胸に倒れこみ思いっきり息をする。
(なっなんなのよ……)
ギュ
まだ息が調ってないのに抱きしめられた。
「?!」
「ごめん……。嫌がらせされてるって
知ってたのに。ごめん。」
「…!!知ってたの?!」
「なら!ならッ!!なんで何にも言ってくれないの?!」
「…お前なんにも俺に相談しねぇから。ムカついた。」
「!!……だって言えないじゃない!!菅原のせいなんだから。」
「それでも相談しないとかムカツク。」
「……ごめん、ね?」
「それに抱きしめられてるし。あの一回だけだろうな?!」
「!!」
バッっと体を離して
「…あんのか?!誰に!!何回!!」
「…昨日」
「誰に?!」
「……海十…」
「は?」
「だって殴られそうなときに助けてくれて怖くて…」
「……」
「ごめん……」
キスされる。
手は両方掴まれてるから抵抗できない。
顔を背けるけど無駄な努力…。
(ちょ、ちょっとッ…苦しい……)
舌も入ってきた。
「!!…んッ……ッ」
私の手を掴んでいた手は
私の顔を押さえてて顔を背けることも出来ない。
(…ちょッ本格的に苦しくなってきたんですけど…。)
吸い付かれて頭もクラクラしてきた。
手で菅原の体を押していた腕にも力が入らなくなってきた。
私の顔を押さえてた手が頭と腰に回って
抱きしめながら体を起こした。
「…んっ」
ハァハァハァ。
思いっきり肩で息をする。
(さっ、酸素!!……)
菅原の胸に倒れこみ思いっきり息をする。
(なっなんなのよ……)
ギュ
まだ息が調ってないのに抱きしめられた。
「?!」
「ごめん……。嫌がらせされてるって
知ってたのに。ごめん。」
「…!!知ってたの?!」
「なら!ならッ!!なんで何にも言ってくれないの?!」
「…お前なんにも俺に相談しねぇから。ムカついた。」
「!!……だって言えないじゃない!!菅原のせいなんだから。」
「それでも相談しないとかムカツク。」
「……ごめん、ね?」
「それに抱きしめられてるし。あの一回だけだろうな?!」
「!!」
バッっと体を離して
「…あんのか?!誰に!!何回!!」
「…昨日」
「誰に?!」
「……海十…」
「は?」
「だって殴られそうなときに助けてくれて怖くて…」
「……」
「ごめん……」