狼王子

誕生日?!

事件は突然起きた。



「はぁぁぁぁ?」
…私は教室に一歩入って 叫んでます。
菅原の机の上には山のようにプレゼントがあるし。
今菅原はプレゼントを横で貰ってる。

「…何の日?」

「なに言ってんの!渚
今日は菅原君の誕生日に 決まってるじゃん!」

「……は?」
そう言って友達は菅原を
引っ張ってどこかに行った…。

それを
ぼぉ…ッと眺めていた私。
「っておい!聞いてない!」

「どうしたの??」

「雪ッ!!」

「!!なに??菅原の机の上のプレゼント。」

「…誕生日だって……」

「プレゼント用意したの??」

「…してない」

「何で!?」

「…だって知らなかったんだもん……」
グスッ
うっすらと涙が出てくる。

「ならさ。」

「??」

…ちょっと雪の顔が怖いんですけど??

「私がプレゼント考えてあげる♪」

「……へ??」



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