キ ミ イ ロ












「サヨナラ、クソ親父」


もう会うことはねぇだろう。
見ることだってねぇだろう。


だから、次は本当にサヨナラだ。





新しい『お父さん』が出来るんだ。



自分はどこかで、
お父さんを憎んでいたのかもしれない。


オマケに、お母さんも。




「………これいる、マンガ、いる」


引き出しを開ける。




キラッと光る、鋭い刃。



カッターナイフ。




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