キ ミ イ ロ
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病室でテレビを見ていた。
小さい画面の中から大きな笑い声が聞こえてくる。
少し疎ましくて消した。
机には昼食。
箸さえ動かしてない。
朝食もそうだった。
手を付けず『ごちそうさま』。
ケータイを触る気力もなくて、ただ目を開けているだけ。
ただ、心臓が動いているだけ。
今日も、仕方なく生きてる。
心臓が止まってくれないから、
だから
──・・・ここにいるしかない。
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