キ ミ イ ロ













「ほら、着いたわよ」




着いたのは、駅前のカフェ。


興味も何もなかった。




なんだか少し、緊張した。

どんな人なんだろ、とか店に入るまでに頭の中でイメージして。




──・・・わからない。


ただ、優しい人だといいな、と思った。




お母さんに誘導されて、店に入った。


木製のドアを開くと、カランカランと音がした。
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