キ ミ イ ロ













だけど、逢ってどうする?
相手は知らないかもしれない。




それに、自分も本当はよくわかってないじゃん。








どうして知ってるのかも、
どうしてあんな記憶あるのかも。


──・・・それでも?







だって
その記憶で、


あったじゃないか、
大切なものが。




『見失うなよ』


何処か遠い、記憶の中。








『大切なもの』は


確かに、目の前にありました。
< 319 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop