キ ミ イ ロ













「そっかあ、井沢涙から敷浪涙になるのか?……なんか変な感じっ」


「……ホントだ」





愁と一緒に笑った。
久しぶりに笑った気がした。


教室に入ると早妃も和真もいた。

「涙、お疲れ」


「……おうっ」



“気を許してる奴ら”ってのはこの3人だ。


だけどこの3人にも見せてない顔があった。





──・・・泣き顔、涙。




< 49 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop