キ ミ イ ロ
飯も4人で適当に食べて、再び部屋。
「……愁?」
愁は部屋にいなかった。
まったく…、なにやってんだか。
何故かダブルのベッドに飛び込んで、目を閉じる。
「……んっ…」
軽く伸びて、欠伸一つ。
『あり得るよ』
隣にいた愁が言った言葉が頭から離れなかった。
『知ってる』
──・・・なにを知ってんだよ。
「…………」
寝ようとしたら明るすぎ。
スイッチのところに言って、真っ暗にした。
何故か落ち着く。
愁が帰ってきたときのために、ベッドのランプだけは付けておいた。