誰にも言えない!
【壱】秘密
下校を知らせる合図が
鳴り響き今日も
平和な一日が終わる。
あたしは、帰り支度を
済ませ教室を後にした。
教室を出た所で
ヒソヒソ話が聞こえて
来た。
「きゃははっ何アレ?
いまどき規定通りに
制服着てる子がいるなんて、ありえないし。」
「だよね、髪型もまぢダサくない?」
こんなのは、慣れてる…
別に陰口くらい
あたしは気にしない。