ねぇ、先生?~叶わぬ恋~
「ごっ、ごめんなさい!!」
バレたー…!!
怒ってる、よね…??
「まぁ理由はいいや。なんかあったら俺を頼れよ。力になるから…」
「え…??」
真剣にそう言う先生。
「お前、悩み事あるだろ。ぼーっとしてるとき、ちょっと悲しそうな顔してるから。」
先生…
「ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ、ほんとに。」
ほんとは大丈夫じゃない。
朝田先生とご飯食べに行かないで…
つらいよ。
大丈夫じゃないって気づいてよ。
好きって気づいてよ…
「…ほら、また悲しい顔して、言ってみ??俺はお前の先生なんだから。な??」
〝 オ レ ハ オ マ エ ノ セ ン セ イ ナ ン ダ カ ラ 〟
そうだよね…
先生だからこんなにあたしのことかまってくれてるんだ。
「……ってないよ。」
「え…??」
「先生はなんにもわかってないよっ…」