ねぇ、先生?~叶わぬ恋~
先生でしょ??
と、花怜は言った。
今さら違うなんて言えない。
友達だって言ってくれたし。
あたしは花怜にほんとのことを言おうと決心した。
「正解…なんで、わかったの??」
あたしがそう質問すると花怜は笑顔であたしに言ってくれた。
「友達だから!!」
あたしはその言葉に少し涙目になった。
「か、れんーっ…ありがとう。好きな人あたしから言えなくてごめんねーっ…」
「ほらーっ!!泣かないのっ。今日、資料取りに行くんでしょ??気持ち伝えてみたら??」
気持ちを、伝える…??
伝えたら今の関係が崩れちゃうかもしれないよ…。
「花怜っ…」
「大丈夫っ!気持ち伝えなきゃ結果もどうかわかんないじゃんっ。」
花怜のその言葉であたしの気持ちは変わった。
「うん。伝えてみる…!花怜っ、失敗したら慰めてね??」
「りょーかい。」
そう言ってあたし達は放課後を待った。