ねぇ、先生?~叶わぬ恋~
あたしは
資料を教室に
持っていった。
どさっ…
たくさんの資料を
教卓の上に置き
あたしは荷物を持ち
教室を出た。
校門に着くと
見慣れた人影があった。
「美桜っ!」
そう言って
あたしの元に
駆け寄ってきた。
「花怜…。」
「どうだった…??」
その質問を聞き
あたしは
泣き崩れた。
「…ふぇーっ…
かれんっ…
…ック、ヒック…!」
そんなあたしを
花怜はそっと
抱きしめてくれた。
「泣いていいんだよ…??
思いっきり泣きな。」
「花怜っ…
ありがっ、と…。」