ねぇ、先生?~叶わぬ恋~
あたしは花怜に〝ごめん、行ってくるね。〟と言って先生を追いかけた。
「先生!!」
呼ぶと振り返った先生。
「おー、高橋。今度は迷子にならなかったな♪」
…………………
…………………!!!
「あの時の!??」
「気づいてなかったの??あっ、スーツ着てるし髪型も違うからか♪笑」
助けてくれた人って…先生だったの!??
「…全っ然わからなかった。」
「ははっ、ひでぇー!笑
普通気づくだろー」
「だっ、だって!」
気づくほうがおかしい!!!だって髪もさっきみたいに寝癖ついてないし、服だって…
ドン、
「………ぶっ…」
いったあ…
「職員室ついたよ。…あっ、ごめん!!大丈夫??」
「はぃ。大丈夫…です。」