DV野郎とあたし
はぁ~
ネックレス超欲しかったけど金アレ持ってるから仕方ないかあ…。
未だにネックレスの事を引きずっているあたしに彼が、近くに来た。
『りさ欲しいものどれ?』
え?
彼が答えを聞いてきた。
『え?何故笑』
『いいから』
あたしは時間をかけてシンプルな指輪を選んだ。
『すいません』
は?なに?
あたしは目を開いた。
『はい』
『これ下さい』
あたしは頭の中が真っ白になった。
『あと名前も入れて下さい』
『お名前は…』
『りさで』
『かしこまりました』
店員さんは、急に消えてしまった。