海の上で、輝くアナタ。
「誰ですカ!?」
「?あぁ、麗華ちゃんは見るの初めてだよね?」
「カルチェはなんか、イツモのドSをけして、可愛い男の子を演じてああやって、食料とってくんねん…絶対詐欺やっ」
「詐欺?聞き捨てなりませんね、
生きるための手段ですよ」
ニコッと笑うカルチェさんは、さっきの可愛らしさは消え、イツモの迫力のアル恐ろしい目をしながら、イクベスタさんを睨む。
この人は、1番敵に回してはいけないタイプです。
「…では、ちょっといってきます。」
「どこニ?」
聞いたときには、カルチエさんは走り出していた。
ドッテェ~ン!!!
と、見事にこけるカルチェさん。
「ふぇっ、パパ、ママァ~ッどこぉ…ッグスッおなかすいたよぉっ、ヒックヒックッ…グズッ」
「ぼ、僕大丈夫?」
「あらあら、怪我しちゃって、」
「コレしかないけど、はい、」
「私はこれっ、」
「私も~!!!」
「…いいの?ふぇ、ッあ、ありがとうっ」
「「キャァア~!!!」」
…こうしても、食料を調達するんですね…
「……あ、おい、そこの女。」
「はぁ?ッッッ!!!な、なんでしょうかぁ!!」
「服や、ないか?そうだな、お前のような綺麗な女が似合う服やだ。」
「っ、そうねぇ~、あ、そういえば今日福引で宛てたけど私よりちょっとサイズ小さくて、10着ぐらいあるから、いる?」
「いただこう、そうだ、お前にお詫びにコレをやる。」
「??真っ赤な綺麗なバラ…」
「…日本と言う、島国で聞いたことがある、バラの花言葉…」
「花言葉?なにそれ、」
「…薔薇の花言葉…『アナタを愛しています』…お前に特別にくれてやる。」
「っっっ!!!/////この後お茶いかが??」
「お茶か、しかし俺には連れがいるんだ。」
「いいわよ?いっしょで!」
「それではいただこう…」
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