海の上で、輝くアナタ。



「…女もいっしょだが、」

その時ルイカンドさんは私に耳打ちした。
『そんな美人になるには、どうしたらいいですか?と言え…』

「お、お姉さンッ!!」

「何?つれってもしかして、女ッ?!彼女!?」

「い、妹、なんですが、お姉さんみたいに美人になるにはどうしたらいいですカ?」

「あら可愛いっ、いいわよっ!!このこだけ?」

「あぁ、あとは……」

「…こんにちは、綺麗なお姉さんっ」

ニコッと可愛げに笑うカルチェさん。

「サングラスばっかやと、目メッチャいたいわぁ~!!!」

と、サングラスをはずす、イクベスタさん。

「…あれ?あ、こんにちは、」

と、いつもの優しい笑顔をするアキさん。


「っっ!!!まぁ、美形ぞろい!!いいわよ、あのレストランで私がおごってあげる!」

「ありがとうございました」と皆一人一人お礼を言う。
あの後聞いたことだが、
こういう感じで、その日のご飯とかはおごってもらうらしいです。
なので昼はわざと軽く食べ、おごってもらった物を、テイクアウトで、晩御飯にするのが当たり前だそうです。


本当に、この美形さんたちは詐欺じゃないんですか?
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