海の上で、輝くアナタ。
「……の、飲みませんカッ?」

「麗華ちゃんが危ない道を歩もうとしてるっ!!!」

説明を受けた私は、その甘ったるい、甘えん坊の、年齢と性格がベストマッチしたカルチェさんを見たいだけですよ…


「っ、未成年の飲酒はっ!!!」

「まぁまぁ、麗華ちゃんの頼みやし、ほら、一杯どうぞ!」


イクベスタさんは、そのままコップ注いだお酒を一口ほど口に含ませた。


「はぅぅ~~っ、」


きゅぅう~とバタンッと倒れ、気絶した。
さすがに10歳の飲酒は、きついですよね……


「麗華しゃぁ~んっ、麗華しゃぁ~ふぇぇっ」

「か、か、か、可愛いですぅウ!!!」


目が覚めたのか、ポロポロ涙を流しながらカルチェさんは私の服を掴み名前を呟く。
思わず、ぎゅぅうう~と力強く抱きしめてしまいました。


「麗華しゃん、あったかいっ……ずっと、傍にいてくだしゃぃ…れい…かしゃんっ…

















…お母……さ…んッ」



ドックンッ…


今、


なんて



イイマシタ……?



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