海の上で、輝くアナタ。
「はー、イクベスタ、アキ少し席をはずしてくれないか」
「「了解(イエッサー)」」
そういって、壊れた開けっ放しのドアから出て行く二人、
私もその場から立ち上がって、部屋を出ようとした。
「麗華……」
「…はイ」
「おいで…」
ふわりと微笑むルイカンドさん。
私はそのままルイカンドさんの方に足を進める。
ルイカンドさんはカルチェさんをベットに寝かせ、ベットをイス代わりにして座る。
私もその横に腰を下ろす。
「コイツが5歳のとき、俺が拾ってやったのは知ってるよな、」
「はイ…」
「コイツは近所のガキだったんだ…」
「昔からノ、お知り合イ…ですカ?」
「そうなるな……
こいつ両親はすっげーやさしくて、俺達も世話になった。」
達っていうのは、アキさんとイクベスタさんのことだと分かり、ゆっくり頷いた。
「まぁ、話せば長くなるが・・・いいか?」
「はイ…」
そうです、
知らないのなら、
これから知っていけばいい、
ゆっくりでも、
知っていけばいいんですよね…
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