海の上で、輝くアナタ。


………

-5年前-


「あ゛!?ざけんじゃねー!!!わぁーたよ!!出て行けばいいんだろ!!クソジジイ!!!」

「おいっ!!!ルイカンド!!!!!」


ムカツク、ムカツクッッ!!!
俺の人生は俺が決める!俺の好きに生きるんだっ!!


「なんやなんや~、ルイ坊また逃げてンの??よぉ飽きへんなー」

「るっせぇ!!」

「ルイ君は海賊みたいになりそうだよねー、」


些細なアキの一言が俺に火をつけた。


「海賊…海賊になろうっ!!!」

「「は?」」

「てぇ~らもこいよ!俺が船長だ!!!まぁ、俺のほうが喧嘩つえーしな!!!」

「ガキ」

「んだと!!ごるぁああ!!!!」

「ほら、んな一言でキレる奴が海賊なれるかいな、無理や!あきらめり!!」

「慣れるね!!あと5年待て!最強最高の海賊をつくってやる!!!」


そんな成り行きでも、俺はやると想ったら、本気でやる奴だ。
船のことや、予算、服など様々なことから細かく俺は調べぬいた。


「ほんまにやるん?ルイ坊~」

「黙れ、口を慎めイクベスタ……今度俺を『ルイ坊』なんて呼んだときは逝かせてやる…」

「…ごっつー恐ろしいこといいますなー、はぐぉぇ!!」

「黙れといったはずだ。」


俺はカチャッと拳銃をイクベスタの口に突っ込み、冷たい目で睨んだ。


パンッ!!!!


「残念。弾入ってるわけねぇ~だろ。それにコレはおもちゃだ。」

「ほんまおっかないわーっ」


段々海賊になろうと想う気持ちも大きくなり、数ヶ月たったある日のこと…


.


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