海の上で、輝くアナタ。


……
………

「実際…こうやって海にでたのだって、約1年前ぐらいだから…」

「そうなんですカ…」


初めて知った…詳しい過去。
凄く辛いと感じられる。

大好きなお母さんから、殺されそうになったらなんて、考えられない、

目の置くがじわじわ熱くなるのが分かる、

怖い、怖い、怖い…


その言葉だけが頭に交差する。



ぎゅ…



そんな私をルイカンドさんはやさしくだきしめてくださった。


「コイツが、カルチェが、想ってるんだと想うんだ。


コイツの親父は今は俺だ…そして、お袋は…麗華だろ思う。
俺はお前が凄いと想うんだ。
俺でも何年もアイツの心開くのに時間がかかったのに、お前はあって1日そこらじゃねぇ~か…

お前は大丈夫だ、俺が守るから……」


ルイカンドさんは、照れくさそうに微笑み、私を離すと…

そっと唇にキスをした……



怖くない、安心する…



ホッとトロケル…甘いキス…

初めての感覚に、すごく嬉しくて、凄く照れくさかった。



それは窓から綺麗な三日月が覗き、小さく揺れ、塩のにおいがする…

海の上での、ルイカンドさんと2度目のキスだった…

.

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