海の上で、輝くアナタ。
「俺の名前は、ルイカンド=サムチェルドだ。女、名はなんと申す。」
「私ハ、麗…華…麗華…」
「…まだ幼いな、」
「だ、だって、わ…たしは…まだ、15歳だか、ら……」
涙でぼやける視界。
私は恐怖におびえ、震えながらも、彼、ルイカンド=サムチェルドと名乗る男の人に必死に答えた。
「……俺と5つしか変わらない…
ついて来い…」
そういって、自分を縛り付けていた紐をスルリととると、そのままお姫様抱っこをし、乱暴にドアを蹴り開けた。
「…?ルイ君?何その子…」
「ルイス村から連れてきた…。」
「メッチャ、ベッピンサンやん!」
「ッルイさん!!僕はその子を村へ返したほうがッ!!!」
「口を慎めカルチェ。コレは俺が見つけた女だ。」
そういうと、さっきより、ギュッと力をコメ、
「テメェーら!手を出してみろ!!!八つ裂きにするッ」
「「了解(イエッサー)!!!!」」
こうして私は、
ルイカンド=サムチェルドと一緒に、海をともに旅をすることになってしまった…
恐ろしい海賊に囲まれた一人ノ少女…
私はこれからどうすればいいのですカ?
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