海の上で、輝くアナタ。

簡単にご飯を作り、机に並べる。
ちょうどいいタイミングでルイカンドさん、アキさんイクベスタさんがドアから入ってきた。

「いいにおいがする…」

低血圧のアキさんは、まだ目を瞑った感じでうろうろしていた。

「めっちゃうまそうやん!」

と、朝からニコニコ笑顔が絶えないイクベスタさん。

「今日ハ私モお手伝いさせていただきましタ。」

そういって席に着く。

「いただきます。」

と手を合わせるルイカンドさん。

「モグモグッ…おいしくできてますよ。」

無表情のままそういうカルチェさん。

ここ数日、皆さんといて…いろいろな知識を得ました。
皆さんがどういう過去か、皆さんの関係、皆さんの性格。
自分が知ろうとしているから、自分が、分かろうとしているから…


私は段々溶け込んで、
私は段々、皆さんに近づいてるんだと思います。

「麗華ちゃん、食べ終わったら、UNOしようか、」

「せや、ルイもどーや?」

「俺か?」

「そうですよ、一緒にしませんか」

「カルチェが勝つにきまってんだろ、」

「ルイさんまで、弱気ではいけませんよ、ね、麗華さん」

「麗華も結構強いってきくしな、」

「せやねんで!麗華ちゃんなんでそない強いン?」

皆さんが私の名前を呼んでくださる、
それだけで、私は、

「秘密ですヨ♪」




凄く嬉しいんです…




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