海の上で、輝くアナタ。

「カ、カルチェのばかぁああ!!!何してんだ!!!麗華は俺のなんだからな!!!麗華ぁあ!!!」


3人でじゃれあっていたはずのルイカンドさんが軽く半泣き状態で飛びつくように抱きつくと、ルイカンドさんは私に顔を近づける。
そのままカルチェさんからキスされた場所に何かがペチャッと当たる。

頭が真っ白になる。

な、なめられてるッッ!?

「消毒。そして焼き増しチュー」

そういいながらルイカンドさんは私の両頬に手を添えると、私の口に自分の唇を重ねる。

プハッと唇を離すルイカンドさん。


「ぜってーもうやらせんなよ!他のやつもなんだからなっっ!!!絶対!!」

そういいながら私をギューと抱きしめる。

何が起こったのか、起こりすぎて、わけのわからなくなった私は、ハッと我にかえる。


「キ、キャァアアァアアア!!!!ななななな何をするんですかぁあア!!」


ドカッ!!と、ルイカンドさんにアッパーをかけながら、顔を真っ赤にし、アキさんの後ろに隠れる。


「ななななにすんだよっ!!俺とキスすんのやなのか!?俺はもっとしたい!!」

「何を言ってるんですカ!恥をなさイ!!!」

「せやで!ルイ坊!!そないしたかったら俺がしたるわ!」

ドンドンドン!!!と拳銃の音が部屋中に鳴り響く。

「死ね。」

「かんにんやぁああぁああ!!」

と部屋の隅っこでおびえるイクベスタさん。

「ルイ君もほら、麗華ちゃん困ってるでしょ?」

「ムゥ、って言うか、原因はカルチェだろ!?」

「俺は悪くないですよ、ルイさん。麗華さんとルイさんがいつまでもちんたらしてるのが悪いんです。」

「ホントそうだよね~、って、カルチェは本当に10歳なの?」

「そうに決まってるじゃないですか。」

「絶対10歳じゃないですヨ」

「麗華さんまで言いますか?」

「俺もうすうす思う。」

「ルイさんっ!!ではこちらから言いますが、あなたは本当に20歳ですか?アナタは自分の気持ちにちゃんと気づいてるのでしたらさっさと告えば、簡単に解決するんですよ。」


ルイさんの言葉に疑問を抱く。
ルイさんの気持ち?何の気持ち?誰に向かっての…?

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