海の上で、輝くアナタ。
「気持ちも何も、俺は麗華に好きだといってる!」
「えぇ、それは存じておりまス。はイ?えっと…」
え、ですから、なんですか…?
私はこんがらがった頭をさらにこんがらせる。
「私を仲間として見てくださるのはとても光栄なことでス。それに私も皆さんのことヲ…」
「ちっがぁあああう!!!違います!そんなんじゃないんです!!!」
初めて強気で抵抗するカルチェさん。
「ですから、麗華さん!わかってますか!?ルイさんはlikeではなくloveなのですよ!?」
「は、はイ、ですのデ、私も…」
「だからそこから間違ってます!麗華さん、ルイさん。少しここに座ってください。」
カルチェさんがすごく怒った表情で床をバンバンたたく。
私たちはそこにチョコンと正座をする。
「ルイさん、ルイさん。」
カルチェさんはルイさんの方に近づき「えい、」と抱きついた。
ピッシーンと私に効果音がつく。
「なななな何をしてるんですかぁあ!」
「はい、今。麗華さんは僕に嫉妬しましたね?」
「え、」
「嫉妬というものは自分の1番大事だと思われるものを他の人にとられるときに見られます。そこでです。今僕はルイさんに抱きつくと僕に嫉妬しました。そういうことは麗華さんはルイさんが大事なんですよね?」
「?あ、はイ。ですが私は他の皆さんも…」
「では・・・」
そういうとカルチェさんはアキさんに抱きついた。
「…?」
「今、嫉妬します?」
「…いえ、」
「それですよ、麗華さんは「みんなが好き」ではなくみんな「好き」であってその中でもルイさんを一番好んでいるんですよ。」
「しかし、嫉妬なんていつでも誰でもするものですよ?」
「………。はぁ、もういいです。あきらめます、10歳の力はここまでですね、」
そういうとカルチェさんはゴロンと横になりふて寝した。