海の上で、輝くアナタ。
ジャリッと、砂のかすれる音がした。
誰かが来てる…
ルイカンド…さん?
私は思わず振り向いた。
「んっっっ!?」
違う、
知らない、
誰?
知らない海賊服に身を包んだ、知らない男の人。
いきなり口をハンカチで覆う、
めまいがする…
「オイ、本当にあいつ等の?」
「間違いねぇ、ルイカンドと一緒にいた…」
「オイお前、ルイカンドの、女か?」
目の前がかすれ、手に力が入らず私は、
気を失った。
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