海の上で、輝くアナタ。
ドクンッと胸が痛む。
アイツが、走ったほうだ。
俺は思わず脚を運んだ、
間に合え、間に合え、間に合えッッッ!!!!
大通りに出た。
大通りなのに、人がいねぇー、
「麗華、麗華、麗華ァアア!!!」
デケー声で叫んだ、何度も叫んだ。
そのまま、走り、あたりを見る。
いない、いない、いないっ
「れい「オイ、早く!!そっちはいねぇ~か!?」
「いない!よし、行くぞ!!ルイカンドが来る前に…」
聞こえた…
ぐったりする麗華。軽く切り刻まれた俺の買ってやった服。
ソレを担ぐのは、見たことのあるような船員。
人数は2人。
カチャッ、
俺は麗華を担いでた方の野郎の頭に銃をあてた。
「…今すぐその汚ねぇー手、離せカス」
ドンッという、音が地味に響く。
銃から伝わった血が、俺を汚す。
麗華が落ちそうになったのをギリギリのタイミングで抱きかかえる。
「テ、テメェエエェエ!!!!」
ドンドンドンと銃が撃たれる、
バカが、自分が殺されるという恐怖に腕が震えてるぜ?
拳銃つかうときは…
死ぬ覚悟で撃てや、カス
ドンッ