海の上で、輝くアナタ。
俺は、銃からでる煙を、息で吹きかけるように消す。
ピクッと麗華が動く、
「んっ、ルイカンドさ…」
麗華は、途中で、止まった。
麗華は俺に担がれてる状態で、俺の見えるところは見えてねぇが、
手前のやつからたれた血が、俺の足元の奥まで汚してんだもんな、
意味、わかるだろ…
アイツが震える、
あぁ、もう俺に笑いかけてくれねぇーか、だよな。
こんなやつを、愛してくれるやつなんざ、いるわけねぇーよな…
ごめん、やっぱお前、ちゃんと村に返すは…
なさけねぇ、
何コレ、しょっぱい…
液体?…・・・涙…?
ハッかっこ悪い俺・・・
だってしかたねぇじゃん、
離したくないっ、こいつを…
麗華
「ルイカンドさんっっ!!!」