海の上で、輝くアナタ。
ビクッと体が揺れる、
アイツが、器用に降りる、
ビックリした。
ドキッてした。
「お怪我、ないですカ!?」
アイツは心配したように、俺の頬に手をやった、
「何で?怖くねぇの?恐ろしくねぇのかよっ!!!!」
思わず怒鳴った。
でもアイツは、笑顔でこう言った。
「貴方ヲ、どうして恐れなけれバ、ならないのですカ?貴方は私ヲ助けてくださったのでしょウ?」
そう言ったんだ。
「俺が嫌じゃねぇーのかよっ、だから逃げたんじゃねぇーのかよっ!!何でお前はそこまで優しいんだよっチクショッ」
俺の目から大量の涙が流れ落ちる、
「お前を、離したくないッ、お前は俺のだからっ、俺はお前のなんだからっ、だからっだから…」
情けない俺、ドンだけかっこ悪いんだろうな、
俺はそう叫びながら、涙を流し、あいつを抱きしめた、
壊れそうな感じだ。
でも、すっげー、落ち着く…
「好きだ…そばにいてっ、」
欲望の固まった、情けないかっこ悪い俺。
俺はそのまま麗華にキスをした。
ソレは、ただ、
唇と唇が合わさる、軽いキス。