海の上で、輝くアナタ。
「ルイさん!?無事ですか!?!?」
「なんや俺たちがここに着てることかぎつけて、前倒したはずのやつらが追いかけてきよったで?」
「船の中や周辺ハ僕たちがぶっ潰したけど、あ、無傷だよ?ルールだもんね」
そういいながら心配そうに、駆け寄る皆さん、
無傷?ルール?
ではここに、血まみれで倒れてる人たちは…
「「「げっ、」」」
みんなが真っ青になる。
「ルイ君…まさか、」
「れ、麗華ちゃん!!離れなあかんっっ!!!」
「ルイさんっっ!?」
みんなが顔を真っ青にしながらそう叫ぶ。何がなんだかわからずルイカンドさんを見ると、
ルイカンドさんは苦笑しながら
「悪い悪い、大丈夫だ!怒りおさまってっから、」
そう笑顔てた。
「大丈夫っテ、何ガ、ですカ?」
そう問いかけた。
「あーあのサ、僕たちが船を出したのは1年前ぐらいだって聞いたよね?」
「あ、ハイ」
「その前に実は、『海賊なんて人殺し』なんや言われてもーてん、せやから『人を殺さない、そんな海賊になろう』なんてルイ坊決めてん…」
「僕とかまだ小さいので、よく狙われるんです。全員といってもいいほど倍返しで血祭りにあげましたが、油断したかなんかで後ろから刺されたことあってですね、」
「そのときルイ君キレてさ?」
「ホンマ化けモンみたいやってん、周りの人間全員銃の弾一人一発ずつで、綺麗に倒していってん、しかも、メッチャ血でるところ狙うんやねんぞ?ホンマこっわいわ~、」
「近くにいたやつは、そのまま頭に銃突きつけて、周りのやつは首や心臓の辺り、すっごいコントロールでね?周りは血の海…怖かった~」
「その後ルイさんをとめるのも一苦労でしたよ、『俺様に気安く話しかけるな』って殺されかけましたモン…」
みんなの説明を聞いて、サァアアアと顔を真っ青にした。
「だからごめんってぇ~」
今笑顔で笑ってるこの人、私が気絶中、
どんな顔をしてたのでしょうか…