海の上で、輝くアナタ。


「えっと、もともと私の民族は、そういう戦闘系民族ですので…こういうことは、小さいことからたたきこまれてきたんですっっ」


「戦闘系…民族……?」


私の言ったことにルイカンドさんがピクッと反応し、そうつぶやいた。


「それはおかしい。」


それに続くようにアキさんが言う。
おかしい…?


「戦闘系は、滅んだはずだよね??村が半分に別れ戦争が起こったはずだ。
麗華ちゃんが、まだ1歳そこらの立つこともやまない、赤ちゃんだったはず。そのときの戦争で、数が減っていた戦闘系民族の者は次々にやぶれ、居なくなったはず…

その戦争で戦闘系民族が居なくなった今、そういうことは教えられない…話、だよね?」

「麗華が、もう20歳だったら…5歳でちょうどいい年齢だと考えるが、1歳そこらじゃ…考えられねぇよ…」


戦争…


私の心臓がドックンッと鳴り響いた。
いやな思い出が、


私の頭を



走馬灯のように


駆け上っていく…



「いっ





いやぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」







私は割れるように痛い頭を抱え、


目から大粒の涙を流しながら、叫び、



気を失ってしまった。



“お母さん、


お父さん”
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