オレンジ色のキミ〔完〕

あ、それ偏見だぞー

キーンコーンカーンコーン

「次移動教室じゃんね?」
「あー、生物かー」
「片桐今日ちゃんと教科書持ってきた?」
「え、なんで昨日忘れたこと知ってるの?あたし如月に言ったっけ?」
「んにゃぁ、聞こえた。「あー!!教科書忘れたー!!」って。」

…そんなに声デカかったの…!?
うわぁ…恥ずい…

「今日はちゃんと持ってきたよ!」

じゃん!と教科書を見せるあたし。

「おー、やればできるじゃん!」
「できるもん!」

などバカなことをやってるうちら。いつもだけど。

「じゃぁあたし七星と…って…いない!!七星いないじゃん!!」

教室見渡しても七星の姿が見当たらない。

「え?さっき他の女子と一緒に教室出てったぞ?」
「マジでー…」
「まぁそういうこともあるさ!じゃぁ行こうぜ!」
「うん…」

あたしと如月は一緒に教室を出た。


























その姿を静かに見ていた人物がいた。





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