オレンジ色のキミ〔完〕
「んー!!次はお弁当ターイム♪」

腕を上げて喜ぶ如月。
ちょっと子供っぽくて可愛い…♪

なんやかんやで4時間目まで普通に過ごしたあたしたちは、昼食を摂る時間になった。

♪♪♪♪♪♪♪♪~♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪~

あ、沙穂からメールだ。

あたしは携帯を開いてメールを開く。





『久しぶり~☆そっちはどう?楽しい?なんか変わったことある~?』





変わったことかー…
変わったっつったら席が変わった…
あ、そういう変わったじゃないって?
んー…でも席替えぐらいしか見当たらない…

「何々?メール?彼氏から?」
「違うよ。友達から。それにあたし彼氏いないもん!如月はいるの?」
「NO!NO!実は俺もフリ~。でも付き合いたいわ~…」
「誰とでも?」
「んなわけないっしょ!!好きな子と!!」
「え!?いるの!?」
「ん?知りたい?」

如月の好きな子…





超知りたい!!





「ダーメ!教えな~い♪」
「え!?教えてよー!!」

ケチっ!!如月のケチっ!!


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