オレンジ色のキミ〔完〕
その声は低く透き通るような声。
あたしのことを呼んだのは男子。
あたしは一度も男子に「彩」と名前を呼ばれたことがなかった。
いつも「片桐」とか・・・とにかく初めてですごくびっくりした。
そしてその相手は・・・
「彩考えてくれた?」
「あ・・・」
「考えてくれてないの?」
如月・・・
『あたし如月のこと今は友達としてしか見れない・・・』
ただそれを言うだけなのに言えない。
たしかに如月のこと"今は"友達として見れないのだけれど・・・。
「彩ー?どうしたー?なんでフリーズしてるの?」
「え!?あ、ごめん!!」
「・・・彩もしかして好きな奴いんの?」
「!!」
あたし顔に出てた・・・?
如月を傷つけてた・・・?
あたしのことを呼んだのは男子。
あたしは一度も男子に「彩」と名前を呼ばれたことがなかった。
いつも「片桐」とか・・・とにかく初めてですごくびっくりした。
そしてその相手は・・・
「彩考えてくれた?」
「あ・・・」
「考えてくれてないの?」
如月・・・
『あたし如月のこと今は友達としてしか見れない・・・』
ただそれを言うだけなのに言えない。
たしかに如月のこと"今は"友達として見れないのだけれど・・・。
「彩ー?どうしたー?なんでフリーズしてるの?」
「え!?あ、ごめん!!」
「・・・彩もしかして好きな奴いんの?」
「!!」
あたし顔に出てた・・・?
如月を傷つけてた・・・?